社労士試験を受けると決めたら、まずは試験について調べて確認します。
◎試験日程
例年、試験は8月の第4日曜日に実施されています。
令和5年度は8月27日(日)でした。
令和6年度の試験日程は4月中旬ごろ発表予定とのことです。
試験申し込み期間は令和5年度は4月中旬から5月31日まででした。
インターネット申込がとても便利です。
受験手数料は15,000円でした。
◎合格発表
令和5年度の合格発表は10月4日(水)でした。
試験日から1か月ほどで合格発表ですので早くて受験生にとって助かりますね。
(1か月でも長く感じましたが、、)
試験がマークシート方式だからこれだけ早いんだと思います。
◎試験
試験科目は①労働科目②社会科目③一般常識の3つに大きく分かれます。
①労働科目
②社会科目
③一般常識
労働一般、社会一般
※一般常識は各周辺法律、厚生労働白書、統計データと広い範囲に渡る。
試験問題は選択式と択一式に分かれます。どちらもマークシートです。
選択式
午前の部に実施。 試験時間80分で計40題。各科目ごとに5つの空欄があり、20個の語句・数値などの選択式から解答する出題形式です。
選択式試験、時間が足りなくて落ちる人はいません。
社労士試験の合格率を低くしている要因の一つは、各科目ごとに設定された合格基準点の制度です。原則として、各科目5点満点中3点取ることができなければ、総合得点が合格基準点を上回っていても不合格となります。
なので、直前期は、各科目3点以上とれるように穴のない勉強を行っていく必要があります。また、年によっては、最低基準点が2点もしくは1点に繰り下げられる「救済制度」があります。
2年前までは毎年なにかしらの救済がありました。しかし、令和4年、令和5年と2年連続で救済が入りませんでした。
※労働基準法及び労働安全衛生法については、労基法3点、安衛法2点です。
※選択式からは労働保険徴収法から出題されません。
択一式
午後の部に実施。試験時間210分の長丁場。5枝から正誤を選ぶ形式で、計70題。
7割(49点)を取れれば合格安全圏となります。(合格基準点は毎年43~47点の間で推移しています。)
問題数が多く、時間との勝負となりますし、難しい問題は時間をかけずに飛ばして普通の問題を確実に得点にしていく必要があります。勉強を始め、すべての科目のインプットし総復習が完了したら、過去問や模試で本番を想定して時間内に溶けるひたすら答練を行います。安定して7割とれるようになってきたら一気に合格が目に見えてきます。
※労働基準法7点、安全衛生法3点で10点
※労災保険法と雇用保険法は各7点、残り各3点は労働保険徴収法。
◎令和5年度試験結果
合格基準点は選択式が26/40点、択一式は45/70点でした。
合格率は6.4%(2023年度:合格者数2,720人/受験者数42,741人)
令和4年度から連続で選択式の救済が入らず、各科目3点以上取らなければなりませんでした。