税理士・社労士 開業準備ブログ

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社労士試験に半年で一発合格した方法 ~試験当日~

試験前日は、試験会場近くのホテルに宿泊しました。

私は東京ビックサイトが試験会場でしたが、周辺のホテルは予約できなかったので、豊洲のリブマックスにしました。

 

明日に備えるため、消灯したのが22時頃。しかし、頭が冴えて全く寝れません。

YouTubeの睡眠導入用の動画を漁ってみたりしても全く効果がなく、、、。

気づいたら1時を回っていました。

マズいと感じて、何を血迷ったか部屋を出てホテルの自販機でビールとハイボール(350㎜)を買ってしまいました汗

試験終わったら一か月振りに飲むつもりがまさかこのタイミングでなぜ飲んでいる自分。

一気に2缶飲み干して、眠れるかと思いきや眠れず。アルコールが回っているのですが

それよりも試験への緊張・高ぶりが上回ってしまいます。

もう一缶飲もうかと思いましたが、どうせ変わらないだろうと思ってやめました。

今さらながらこの判断で命拾いしたと思います。もう一缶言っていたら二日酔いが長引いて試験結果が変わっていたかもわかりません。

あまりに眠れずに「神に見放された!」とか一人でキレていたのを思い出します、、笑

そんな感じで自分自身にキレて枕を投げつけたりしていたら、少し眠りについて、朝6時くらいに目が覚めました。

 

睡眠時間は2時間くらいだったと思いますので、めちゃくちゃ寝不足です。

しかも、二日酔い気味で頭が重い。

もう最低のコンディションです。

最高のコンディションで迎えるために1か月禁酒してホテルに前泊したのに。

酒を飲んだことをめちゃくちゃ後悔しました。

重い足取りで試験会場に向かいます。

 

が、幸いにも2缶の酒量だったので、午前中乗り切ればなんとかなるだろうと頭を切り替えました。

選択試験が10時30分開始なので、その時までにはだいぶ二日酔いは和らいでいるはず。また、選択式試験は時間に余裕があるので、多少二日酔いでも何とか乗り切れる。

午後の択一試験から正常な頭の状態で戦えれば勝機がある。

 

結果的には目論見どおり、午前は少し二日酔い気味ながらなんとか耐え、午後には二日酔いは完全に抜けていました。

頭も覚醒して寝不足でもパフォーマンスは全く落ちなかったです。なにせ本試験ですから。眠たいとか言ってる場合ではありません。脳が覚醒してフル回転します。

私の実体験から試験前日に緊張して最悪寝むれなくても大丈夫です。ただし、酒は本当にやめたほうが良いです。

 

というわけで、豊洲駅から有明駅で降りて東京ビックサイトに向かうのでした。

受験生らしき人が大勢会場へ向かって歩いています。

会場は何百人も入るような広いスペースに長机が並べられ、各机に椅子が2つ置いてあります。

自分の席につき、試験時間ぎりぎりまで持ってきたテキストを読んでいました。

 

会場の環境で気になったことをいくつか。

 

①冷房が効きすぎている

万が一に備え、上着を用意してよかったです。夏だからといって半袖シャツだと寒すぎて試験に集中できなかったかと思います。

寒さ、暑さのどちらにも耐えれる用意は必須です。

 

②勝手にペットボトルの水を飲めない。

机においていいのは、鉛筆(シャープペンシル)と消しゴム、受験票だけです。

ペットボトルの水も机ではなく足元に置かなければなりません。

飲むときも手を挙げて試験管の許可を得なければなりません。

 

③目薬が使えない。

個人的にめちゃくちゃしんどかったです。

使わせてくれません。

択一試験の途中で目が乾いてかすんできます。思いつきで目頭をつまむと涙がたまるのか、疲れ目が軽減されます。健康保険法のあたりからずっと目頭をつまんだ姿勢で問題を解いていました笑 効き目あるのでオススメです。

 

◎選択式試験

 

選択式試験の解く科目の順番はオーソドックスに問題順番のとおりに解いていきました。

 

労基・安衛→労災→雇用と、まずは労働科目を難なく終わらせたところで、一般常識問題へ入ります。

基準点割れが怖い労働一般、社会一般でしたが、こちらも手ごたえOKでした。

そして、健康保険法もOK、厚生年金が難しかったですが、国民年金は簡単なのものでした。

 

厚生年金が選択式試験で一番の山場でした。

問1、2の権限の委任に関して条文の記載をそのまま問う問題で、「厚生局長・支局長」か「財務大臣国税庁」かで迷いましたが、「厚生局長・支局長」を選び正解。

財務大臣への権限委任は滞納処分の委任のことで限定的であるため、条文の記載からしてマッチしていないと判断し、結果正解でした。

ここだけは昼休みで条文をそのまま調べて正解だったので、「勝った」と呟いてそのまま択一試験に良いマインドで臨めることができました。

 

択一試験

3時間半の長丁場の択一試験を迎えます。

選択式試験が手ごたえ十分だったので、イケると思っていました。

試験開始直後、口頭で訂正のアナウンスが始まり5分ほどスタートが遅れましたが、気を取り直して労働基準法からスタートです。

 

択一試験の解く順番と時間配分は、

労基法・安衛法(20分)→労災法(20分)→雇用保険法(20分)→健康保険法(25分)→国民年金法(25分)→厚生年金法(25分)→一般常識(25分)

です。

労働科目が非常に難しい感触でした。特に労災と雇用。地味に徴収法も難しい。

最初は面食らいましたが、全員難しく感じているはずだし、とりあえず1科目10問を20分で終わらせて、全問解き終わった後にもう一度解きなおせばよいと判断しました。

労働科目が難しい反面、社会科目は解きやすいスタンダードな問題が多かった印象です。一般常識は難しかったですが、7割目標、最悪基準点割れ回避できていればいいぐらいの戦略でした。

全問解き終わったときの残り時間が1時間以上余っていたと思います。

社会科目でそこまで時間がとられず、特に国民年金が簡単で大幅に時間を短縮できたりしていましたので。

おかげで手ごたえのない労働科目の見直しの時間を十分確保することができました。

 

マークシートの確認も3回ぐらい行って、5分前には鉛筆を置くことができました。

 

 

試験が終わると会場には選択式の解答速報が配られています。

もらって、正解を見て大丈夫そうだと安堵しました。

 

試験会場を後にした後は、自習室(六本木ヒルズアカデミー)に直行し、自己採点です。

選択式は基準点割れなしで35点。

ホッとしました。

択一の解答速報が来るのを待ちます。

Xで大手予備校の大原が五月雨式で解答を投稿してくれていたので張り付いてみていました。

 

結果的には択一

労基・安衛 10点

労災・徴収 7点

雇用・徴収 8点

一般常識 9点

健康保険 9点

厚生年金 9点

国民年金 10点

 

合計62点でした。

模試でも取ったことのない自己最高点です。

 

すべての解答を送り、合格を確信し、お世話になった六本木ヒルズアカデミーを退出。

 

しんぱち食堂で一人静かに乾杯。

このビールが上手いこと。

前日(というか当日1時)に飲まなければもっとうまかったのかななどと思いつつ、、

 

戦いが終わった。。

安堵と充実感に胸に広がる中、一抹の不安が。

マークミスの恐怖です。