税理士・社労士 開業準備ブログ

税理士・社労士事務所開業に向けての日々をつづっていきます

社労士試験に半年で一発合格した方法 ~合格発表~

自己採点では合格基準の予想点を大きく上回り、合格を確信して喜んだのもつかの間、今度はマークミスの恐怖におびえることになります。

 

私が最後まで心配だったのは選択式試験のジグザグマークミスです。

そう、解答用紙の科目解答欄の配置が少し特殊なんです。

各科目の5問の解答欄が縦2列に並んでいますが、記載する順番が上から下ではなく、左から右へジグザクと転記していく方式です。

 

もしかして、上から下に解答欄を記載してしまったのではないか、、とマークミスが心配してしまったのです。

もしそうであれば、労働基準法以外、点数がほぼとれていないことになります。。

 

(詳しくは大原の金沢講師のブログに詳細が記載されてますのでご確認ください。別名「Z式」です。)

マークシートは『ゼットだぜ!!』☆社労士本試験対策 - 社労士☆合格を成し遂げるシャロ勉法 (hatenadiary.com)

 

マークシートのミスがないか3回は見直したのですが、ちゃんと正しい科目欄にマークしていたか確認はしておらず、というか無意識にはしていたかもしれませんが記憶にありませんでした。

そもそもなぜ思い立ったかというと、試験終了後、どこかの予備校の選択式解答速報のチラシを見た時、その科目順序が左から右ではなく上から下に記載されていたのを見たからだと思います。

それにふと違和感を感じ、あれ?解答用紙は左から右だったよなと思い出して、、あれ、確認した?(汗)と急にマークミスが心配になったわけです。

 

まさかこれで落ちたら、笑いものだなー、もう一回試験受ける気力わくやろか、、と本気で毎日悶々と過ごしていたのを思い出します。

 

そして合格発表日、ドキドキの中公表サイトで自分の受験番号をみつけたことで、このマークミスは杞憂に終わり、心底ほっとしました。

 

成績通知書と合格証書が合格発表から約2週間後に送られてきてました。

点数は自己採点通りでした。

 

 

合格証書を手にして、ほんとに合格したんだと実感しました。

3月に絶対合格すると心に決めて、見事一発合格した自分をめちゃくちゃ褒めました。

事務指定講習の案内も同封されており、早速確認。

来年の開業はほんとに現実になりました。

いやーほんとによく頑張った自分。

 

これから社労士試験を受ける皆さんと一言。

社労士試験に「受かりたい」ではなく「受かります」と断言しましょう。

そして社労士になった後の自分を、詳細に具体化しましょう。

私は税理士事務所と同時に開業するという明確で具体的な計画があったため頑張れたのだと思います。

勉強を進めていくうちに、一般常識のあたりから、社労士は「人材」に対するプロフェッショナルとしてこれからの社会に求められるやりがいある仕事だと強く感じていくようになりました。

少子高齢化と労働力不足、AI社会の進歩etc、、時代の流れに沿って、人々の生きやすい社会環境の形成変化に貢献し伴走できる社労士を目指していきたいと思います。

 

試験を乗り越えるため強く自分に問いかけましょう。貴方はなぜ社労士になりたいのですか?

社労士試験に半年で一発合格した方法 ~試験当日~

試験前日は、試験会場近くのホテルに宿泊しました。

私は東京ビックサイトが試験会場でしたが、周辺のホテルは予約できなかったので、豊洲のリブマックスにしました。

 

明日に備えるため、消灯したのが22時頃。しかし、頭が冴えて全く寝れません。

YouTubeの睡眠導入用の動画を漁ってみたりしても全く効果がなく、、、。

気づいたら1時を回っていました。

マズいと感じて、何を血迷ったか部屋を出てホテルの自販機でビールとハイボール(350㎜)を買ってしまいました汗

試験終わったら一か月振りに飲むつもりがまさかこのタイミングでなぜ飲んでいる自分。

一気に2缶飲み干して、眠れるかと思いきや眠れず。アルコールが回っているのですが

それよりも試験への緊張・高ぶりが上回ってしまいます。

もう一缶飲もうかと思いましたが、どうせ変わらないだろうと思ってやめました。

今さらながらこの判断で命拾いしたと思います。もう一缶言っていたら二日酔いが長引いて試験結果が変わっていたかもわかりません。

あまりに眠れずに「神に見放された!」とか一人でキレていたのを思い出します、、笑

そんな感じで自分自身にキレて枕を投げつけたりしていたら、少し眠りについて、朝6時くらいに目が覚めました。

 

睡眠時間は2時間くらいだったと思いますので、めちゃくちゃ寝不足です。

しかも、二日酔い気味で頭が重い。

もう最低のコンディションです。

最高のコンディションで迎えるために1か月禁酒してホテルに前泊したのに。

酒を飲んだことをめちゃくちゃ後悔しました。

重い足取りで試験会場に向かいます。

 

が、幸いにも2缶の酒量だったので、午前中乗り切ればなんとかなるだろうと頭を切り替えました。

選択試験が10時30分開始なので、その時までにはだいぶ二日酔いは和らいでいるはず。また、選択式試験は時間に余裕があるので、多少二日酔いでも何とか乗り切れる。

午後の択一試験から正常な頭の状態で戦えれば勝機がある。

 

結果的には目論見どおり、午前は少し二日酔い気味ながらなんとか耐え、午後には二日酔いは完全に抜けていました。

頭も覚醒して寝不足でもパフォーマンスは全く落ちなかったです。なにせ本試験ですから。眠たいとか言ってる場合ではありません。脳が覚醒してフル回転します。

私の実体験から試験前日に緊張して最悪寝むれなくても大丈夫です。ただし、酒は本当にやめたほうが良いです。

 

というわけで、豊洲駅から有明駅で降りて東京ビックサイトに向かうのでした。

受験生らしき人が大勢会場へ向かって歩いています。

会場は何百人も入るような広いスペースに長机が並べられ、各机に椅子が2つ置いてあります。

自分の席につき、試験時間ぎりぎりまで持ってきたテキストを読んでいました。

 

会場の環境で気になったことをいくつか。

 

①冷房が効きすぎている

万が一に備え、上着を用意してよかったです。夏だからといって半袖シャツだと寒すぎて試験に集中できなかったかと思います。

寒さ、暑さのどちらにも耐えれる用意は必須です。

 

②勝手にペットボトルの水を飲めない。

机においていいのは、鉛筆(シャープペンシル)と消しゴム、受験票だけです。

ペットボトルの水も机ではなく足元に置かなければなりません。

飲むときも手を挙げて試験管の許可を得なければなりません。

 

③目薬が使えない。

個人的にめちゃくちゃしんどかったです。

使わせてくれません。

択一試験の途中で目が乾いてかすんできます。思いつきで目頭をつまむと涙がたまるのか、疲れ目が軽減されます。健康保険法のあたりからずっと目頭をつまんだ姿勢で問題を解いていました笑 効き目あるのでオススメです。

 

◎選択式試験

 

選択式試験の解く科目の順番はオーソドックスに問題順番のとおりに解いていきました。

 

労基・安衛→労災→雇用と、まずは労働科目を難なく終わらせたところで、一般常識問題へ入ります。

基準点割れが怖い労働一般、社会一般でしたが、こちらも手ごたえOKでした。

そして、健康保険法もOK、厚生年金が難しかったですが、国民年金は簡単なのものでした。

 

厚生年金が選択式試験で一番の山場でした。

問1、2の権限の委任に関して条文の記載をそのまま問う問題で、「厚生局長・支局長」か「財務大臣国税庁」かで迷いましたが、「厚生局長・支局長」を選び正解。

財務大臣への権限委任は滞納処分の委任のことで限定的であるため、条文の記載からしてマッチしていないと判断し、結果正解でした。

ここだけは昼休みで条文をそのまま調べて正解だったので、「勝った」と呟いてそのまま択一試験に良いマインドで臨めることができました。

 

択一試験

3時間半の長丁場の択一試験を迎えます。

選択式試験が手ごたえ十分だったので、イケると思っていました。

試験開始直後、口頭で訂正のアナウンスが始まり5分ほどスタートが遅れましたが、気を取り直して労働基準法からスタートです。

 

択一試験の解く順番と時間配分は、

労基法・安衛法(20分)→労災法(20分)→雇用保険法(20分)→健康保険法(25分)→国民年金法(25分)→厚生年金法(25分)→一般常識(25分)

です。

労働科目が非常に難しい感触でした。特に労災と雇用。地味に徴収法も難しい。

最初は面食らいましたが、全員難しく感じているはずだし、とりあえず1科目10問を20分で終わらせて、全問解き終わった後にもう一度解きなおせばよいと判断しました。

労働科目が難しい反面、社会科目は解きやすいスタンダードな問題が多かった印象です。一般常識は難しかったですが、7割目標、最悪基準点割れ回避できていればいいぐらいの戦略でした。

全問解き終わったときの残り時間が1時間以上余っていたと思います。

社会科目でそこまで時間がとられず、特に国民年金が簡単で大幅に時間を短縮できたりしていましたので。

おかげで手ごたえのない労働科目の見直しの時間を十分確保することができました。

 

マークシートの確認も3回ぐらい行って、5分前には鉛筆を置くことができました。

 

 

試験が終わると会場には選択式の解答速報が配られています。

もらって、正解を見て大丈夫そうだと安堵しました。

 

試験会場を後にした後は、自習室(六本木ヒルズアカデミー)に直行し、自己採点です。

選択式は基準点割れなしで35点。

ホッとしました。

択一の解答速報が来るのを待ちます。

Xで大手予備校の大原が五月雨式で解答を投稿してくれていたので張り付いてみていました。

 

結果的には択一

労基・安衛 10点

労災・徴収 7点

雇用・徴収 8点

一般常識 9点

健康保険 9点

厚生年金 9点

国民年金 10点

 

合計62点でした。

模試でも取ったことのない自己最高点です。

 

すべての解答を送り、合格を確信し、お世話になった六本木ヒルズアカデミーを退出。

 

しんぱち食堂で一人静かに乾杯。

このビールが上手いこと。

前日(というか当日1時)に飲まなければもっとうまかったのかななどと思いつつ、、

 

戦いが終わった。。

安堵と充実感に胸に広がる中、一抹の不安が。

マークミスの恐怖です。

社労士試験に半年で一発合格した方法 ~半年間の勉強~

ここでは勉強方法についてです。

 

私が行ってきた勉強の概要について、

1.序盤期 2.中盤期 3.直前期 に分けて、時系列に書いていきます。

 

(まとめ)

総勉強期間 3月1日~8月27日

総勉強時間 約750時間

 

1.序盤期     (勉強時間)

3月1日~6月15日  約350時間

スタンディング講義視聴完了(1周目)

とにかくスタディング講座の講義を終わらすことが目標。

 

2.中盤期

6月15日~7月31日    約220時間

・スタンディング講義2周目(白書統計、法改正、判例の講義も完了)

・社労士24を用いて知識固める

・過去問を解く(5年分)

・選択対策の学習開始

この時期から自習室を借りて土日は必ず朝から晩まで勉強するなど、試験本番に向けて学習に熱を入れる。

社労士24により基礎知識を固めた後、過去問を解いて安定的に択一7割取れる感触を得る。

 

3.終盤期

8月1日~8月27日   約180時間

・選択問題集

・模試を解く(計4回)

・試験一週間前はスタディングのスマート問題集1周+社労士24一周+選択対策(スタディングの一般常識テキスト読込)

試験日に知識と解答力をピークに持っていく。

本番に知識を忘れて穴とならないように、毎日全科目まんべんなく行うことを意識。

 

ここからは詳細について書いていきます。

 

1.序盤期(3月1日~6月15日)

インプット学習時期

勉強時間 約350H(月平均100H)

 

3月1日にスタディング講座を購入、学習アプリの学習フローチャートどおりに勉強を進めていきました。

平日に2~3、休日に4~5の講義数を消化して、3か月間で全講義の学習を完了することを目標としました。

もっともボリュームの多さとGWでの勉強が気合が入らず進捗が遅れてしまい、想定より2週間遅れの6月中旬になんとか全ての講義※を受講完了することができました。

※厳密には白書統計はまだ手を付けていなかったのでそれ以外です。

 

勉強時間は、朝の1時間、通勤や休憩などのスキマ時間を合わせて、一日計3時間くらいです。

 

ひたすら、講義を1.5倍速で聞いて、webテキストを読み、スマート問題集を解く。

そして毎日50問の問題復習を解いて一日が終わるルーティンです。

 

スタディングのAI問題復習機能が自動で、毎日のノルマとなる復習問題を出題してくれるので、何を復習しようか考える必要がなく、頭の負荷が軽くなり復習勉強がルーティン化できたのがありがたかったです。

 

この時期きつかったのは講義動画を視聴した後に、そのパートのwebテキストを読むことでした。ページ数も多く内容のボリュームがあり講義を一回聞くだけでは理解するのが難しい内容も多く、読み終えるのがしんどかったです。

テキスト内で内容の重要度の強弱を示してくれていたので、重要度の表示を目安に、今覚えなくても最終的にわかればいいやぐらいの気持ちで手を抜くところは軽く流したりして読んでいました。

 

このころは、朝とスキマ時間での勉強が中心でしたので、がっつり机に向かって勉強ということはしていませんでした。

休日はだらだらベットの上で講義動画を聞いたりもしていました。

家で勉強するのが苦手なので、逆に平日のほうが勉強が捗っていたような気もします。

休日はカフェとかでも勉強しましたが、2~3時間が限度でしたね。

スキマ時間が30秒でもあったら、スタディングの問題を1問解くようにしたりして、最大限スキマ時間を活用して勉強するようにしていました。

ただ6月になって試験もあと3か月というところで、さすがに今のままのスタイルでは試験受かるだけの実力はつかないと薄々感じていたため、まとまった時間の勉強を確保するため、自習スペース(月15,000円)を利用することしました。

(公共の図書館という手も考えましたが、東京なので人がどこも多く、席がなくて勉強できずペースが崩されるのが嫌だったので、やめました。)

利用したところは六本木ヒルズアカデミーというところです。

朝は7時、夜は24時まで開いているため、試験日まで仕事で遅くなった日以外はほぼ毎日通っていたと思います。おかげでしっかりと勉強時間を確保できました。

 

 

2.中盤期

6月15日~7月31日   勉強時間 約220H

 

6月15日に全講義を終えたところで、今度は2倍速で、1か月後の7月15日までに全講義をもう1週することとしました。

2周目は講義動画とスマート問題集が中心で、テキストは全読みではなく、大きく重要なところを押される程度で読みました。

ただし、時間の制約上、労働基準法、安全衛生法は飛ばすことにしました。

 

労働基準法はある程度知識の定着に自信があったのと、安全衛生法は出題数が少ないため費用対効果の面で試験直前の対策でもいいかなという判断です。

最初苦手意識があった年金2科目も2周目が終わると、理解ができてくるような感覚がありました。

 

また、スタディング講義で残っていた白書統計や法改正、判例学習も並行して始めます。

あれほどわかりやすくかったスタディングの講義でしたが、白書統計の講義は聞いても頭の記憶に残る感覚がなく、この時講義を始めて当倍速で視聴しました。

ここで白書統計対策しないとヤバいと感じ毎日少しでもいいから情報に触れようと思い、X(旧Twitter)の大手予備校の投稿を追うようにしました。

結果的に白書統計以外も法改正、判例、基本事項など幅広く知識を補強できたと思います。SNSの力は侮りがたいです。

 

2周目が終わった段階でスタディングの本試験を想定した各科目10問ほどの択一実践問題を解いたのですが、全然解けませんでした。

どの科目も3~5割くらいの正答率です。

知識があやふやで、正解枝を選ぶことができません。

7割くらいは取れると思っていたので焦りました。

選択式対策云々より、まずは択一試験の合格点を取れる実力をつけることに主眼を置きました。

 

択一試験の点数を上げるにどうすればよいかネットで調べて、たどり着いた社労士24を早速購入し、1週間ほどで一回転しました。

スタディングで得た土台の知識が繋がりあって体系的な理解として頭に入っていく感覚がありました。

 

その後は過去問5年分をこなします。

終わるころには択一点数が安定して7割取れるようになってきており、試験合格への手ごたえを感じ始めたときでした。

 

3.終盤期

8月1日~8月27日   約180時間

 

ラストスパートの一か月です。

自習室での勉強は毎日終電ギリギリまで行っていました。

平日も仕事終わりは自習室直行です。

仕事勉強でくたくたな帰路につく中、金曜日の終電は酒臭いご機嫌なサラリーマンが多くてイラついたのを思い出します笑

 

模試を4回解いた以外は以下の作業のルーティンです。

 

・選択問題集を毎日各科目3問解く

スタディングのスマート問題集を1週間で回す(試験日前週と試験日週で2回転)

・社労士24を全科目回す(試験日前週と試験日週で2回転)

・ユーキャンテキスト読み込み(社会科目、一般常識のみ)

・白書統計、法改正、判例対策(夜寝る前の毎日1時間)

 

試験前2週間は穴のないように全科目横断して学習を行うように意識しました。

社労士24とスマート問題集の2回転が頭の記憶にバッチリ効いたと思います。

あとスキマ時間でもXや一般常識科目の講義動画を見て、仕事以外は勉強していました。

この頃から酒も控えるようになりました。

酒を飲むと朝の目覚めが悪いのと、試験に備えて体調管理を整えていくため。

 

社労士の勉強していたらわかりますが、範囲が広すぎるので、勉強をしていない科目は数日たつとすぐ忘れます。下手したら1日空けても合格から遠ざかるような感覚です。

覚えては忘れ、覚えては忘れの作業の何回も繰り返しているような感覚に陥ります。

途中疲れて嫌になるときもありましたが、

試験が終わればこの苦行から解放される。試験日まであと少しの我慢ではないかと自分に葉っぱをかけて乗り越えました。

こうして、試験前日まで自習室まで通いつめ、やりきった感覚で3か月間お世話になった自習室を後にしました。

 

社労士試験に半年で一発合格した方法 ~予備校、教材選び③〜問題集、過去問、etc

スタディングと社労士24をメインに据えつつ、以下のとおりサブツールとして以下の教材etcを活用しました。

 

【市販問題集、テキスト】

 

◎過去問集・・・試験にうかる王道にして、必要不可欠。

2024年度版 みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集5年分|TAC株式会社 出版事業部 (tacpub.jp)

私はTAC出版の「みんながほしかったシリーズ」のを使いました。

(定価3,300円)

5年分です。時間がなかったので、1回本番形式で解いて、あとは間違った問題の復習しました。

10年分があればそっちを買ったと思いますが探しても10年版はなかったです。

10年分だどやる時間がなかったと思うので結果的には5年分で十分でした。

 

選択対策用問題集

2024年版 出る順社労士 選択式徹底対策問題集【オリジナル問題・必修基本書に準拠】 (出る順社労士シリーズ) | 東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部, 東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部 |本 | 通販 | Amazon

選択対策にはLEC出版「出る順」シリーズを購入。

(定価2,860円)

7月ぐらいから毎日各科目2問づつくらいを消化していきました。ちょうど1か月くらいで全問終わるので、その後は復習で間違ったところをもう一回解きました。

選択対策は直前期からやれば十分なので、この一冊で十分な量でした。

(とはいっても、一般常識の選択対策はもちろん別で対策なのですが)

 

◎読込用テキスト

2024年版 ユーキャンの社労士 速習レッスン【「法律の基礎知識」解説つき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ) | ユーキャン社労士試験研究会, ユーキャン社労士試験研究会 |本 | 通販 | Amazon

辞書用、読込用として選択したのがユーキャンの「社労士 速習レッスン」です。

(定価4,180円)

労働科目、社会科目、一般常識の3冊子に分かれており、一冊約300ページほどで要点をコンパクトにまとめられていて使い勝手が良いです。

社労士試験終わって、教材は一通り処分しましたが、このユーキャンテキストだけはこれから始まる事務指定講習用に残しておこうと思いました。

要点がコンパクトにまとまっているので社労士試験の基本テキストとしてはページ数は少なく、社労士試験の勉強方法である直前期の「テキスト読み込み」にも適しています。

「テキスト読み込み」とは文字通り隅から隅までテキストを読むことです。

最期はなるべく覚えたほうが勝ちな試験でもところもあるし、労働基準法とか最初に勉強した科目はつい忘れてしまいがちなので思い返す意味でも効果的な作業かと思います。

とは言っても「テキスト読み込み」が合格に必須でもないとおもいます。

私もテキスト読み込みを試しましたが、ずっと本を読み続けるのがしんどくて、、

なんとかユーキャンテキストの社会科目と一般科目は一回読みましたが労働科目はギブアップしました。

代替として、スタディングのスマート問題集をひたすら回すのと社労士24をひたすら聞くという作業しています。

テキストを隅から隅まで読まなくても代替で知識を定着させる方法はあるのであまり、テキスト読込にこだわらなくてもよいのではないでしょうか。

 

【模試】

模試はお好みで、良いかと思います。

過去問を5年+模試3~5回分くらいで実戦形式としての勉強は十分ではないかと思います。

私は、スタディング講座に付属していた模試のほかに以下の二つの模試をしました。

 

ヤマ当て模試・・・クレアール無料で出しています。試験対策の動画も見れるので、おすすめです。

LEC模試・・・全3回の、自宅受験用の模試を受講しました。最後の1回は時間がなく、選択問題と択一の一般常識問題だけを解いて終わりました。

 

 

【その他(直前期用ツール)】

XやYouTubeも立派な教材となります。

使いどころを押さえる必要がありますが、無料でタイムリーな情報を得ることができます。

社労士試験はアンテナを広く張っておく必要がありますので、特に一般常識や法改正の理解に有用です。

 

◎X(旧Twitter

Xはやっていませんでしたが、ポスト閲覧用として7月からアカウントを作って主要予備校のアカウントを片っ端からフォローしました。

大原、フォーサイト、LEC、TACなどなど主要どころは有益な情報を発信してくれるのですべてフォローします。

特に勉強が手薄になってしまう一般常識について、問題形式や詳しい解説などでポストしてくれるのが非常に助かります。まちがった問題はリポストして見返したりしてました。勉強の休憩中に眺めたりしてました。

受験生垢も多いので、同じような境遇の人のポスト読めばモチベーションも上がるかと思います。ただし試験に受かることが目的なので、自分でポストしたりほかの受験生との交流は程々にしたほうが良いかと思います。

 

YouTube

条文や白書の聞き流し動画が良いです。

直前は夜遅くまで勉強して、最後寝るときに聞いて寝落ちするための動画ですね。

 

【社労士試験】統計まとめ(2023年版) - YouTube

この方は目的条文や白書統計など、すべて一通りそろえてくれてますのでとても重宝しました。機械音声でとても聞き取りやすいです。とてもお世話になりました、ありがとうございました。

 

その他に、いろいろ本屋にいって買った書籍があるのですが、結局時間がなく、見ることなく終わったものも多いです。

「直前対策!」とか「白書統計はこの一冊で!」などの教材の見出しを見てしまうとついつい手に取ってしまって、買ってしまうんですよね。

過去問、模試、総復習でとてもじゃないけど、新しい教材を読んでいる時間はないです!無駄に教材を買うことの内容ご注意ください。

 

社労士試験にかかった費用をまとめてみました。

全部で232,670円でした。

 

 

 

社労士試験に半年で一発合格した方法 ~予備校、教材選び②〜社労士24(資格の大原)

私はメイン教材のスタディングのサブ教材として活用した社労士24について書きます。主観で良い点、悪い点も書いています。

 

社労士24は、試験日から約一か月半前の7月15日に講座を申し込みました。

約一か月半と短い間でしたがその効果はとても大きかったです。

 

択一点数を合格水準の実力まで引き上げ、択一合格基準点45点をはるか上回る本試験62点までもっていけたのはまちがいなく社労士24のおかげです。


テキストと問題集も1週間以内届いてくれてありがたかったです。

※問題集は安衛法、徴収法、一般常識だけをメインで利用しました。ほかはさすがに時間がなかったです、、

 

個人的には択一試験を合格水準までもっていくのに特に有用な教材であると思います

(当時の定価(79,800円)にて購入しました。)

www.o-hara.jp

 

<選んだ理由>

試験まで2か月を切り、スタンディングの基本講座の総復習も終わった後に本試験レベルの想定問題を行ったとき、すべての知識がフワフワなことに気づき、択一が全く解けずに焦りました。すでに2周したスタディングの全講義をもう一周するには時間が足りない。

早く全体感を理解しながら総復習できる教材が欲しい。

そこでいきついたのが24時間で全科目を一周できる社労士24でした。

YouTubeでUPされている社労士24の無料講義を聞いて、無駄がなくわかりやすいと感じたため即決購入しました。

 

ちなみに無料動画だけでも受験生泣かせのわかりずらい論点をわかりやすくまとめてくれているのでめちゃくちゃ助かります。

(この動画とか特に。雇用保険の延長給付の細かい要件について、初学者が頭ごちゃごちゃになって逃げたくなるところもコンパクトに覚えやすくまとめてくれます。)

www.youtube.com

<社労士24の良い点>

・社労士の膨大な学習範囲が全24時間の講義動画に収まっていて、コンパクトに体系的に凝縮されている。

・健康保険法、厚生年金、国民年金など、ボリュームのある科目でも、1科目3時間~4時間ほどなので、倍速で回せば、2時間程度で1科目の総復習が可能。

・各科目の位置づけや法律間のつながりが分かりやすく図式化され各講義の冒頭で学習している位置について触れてくれるので、「森」を強く意識することができる作りとなっており、わかりやすい。

・安全衛生法や一般常識の法律部分など、マイナーで全体感をつかみにくい分野もコンパクトにまとめてくれて全体感をつかみやすい。

・値段が安い。

<悪い点>

・紙テキストが白黒で基本テキストで手元に置くには心遅い。

・初学者には向かない。

 

社労士24は講義の無駄を極限まで省いており、講師の呼吸や「えー」とかいった行間がありません。ノンストップです。

なので、なにも社労士の勉強したことのない初学者が聞いても、早口ラジオを聴いているみたいに何も理解はできないかと思います。

 

私はスタディングで全講義を視聴し、総復習を終えた後に社労士24を聞いたので、覚えていた知識が線でどんどんつながるような感覚を覚えました。

また、社労士は範囲が膨大なので、1週間も全くその科目に触れないとすぐに知識がぼやけてしまいます。そういった覚えた知識のメンテナンスにも高スピードでリピートできる社労士24の動画は使い勝手が抜群に良かったです。

 

社労士24は、一度総学習を終えたけど知識の定着がぼんやりとしていて点数があまり伸びない人にぜひおすすめしたい教材です。

また、充実した選択、択一の問題集(紙)もセットですので、2回目受講する方のメイン教材としてのニーズも高いかと思います。

 

社労士試験に半年で一発合格した方法 ~予備校、教材選び①〜STUDYing(スタディング)社労士講座

1.オンライン講座

私は、スタディングをメイン教材としつつ、直前期は社労士24(大原)を平行して活用しました。

 

ここではスタディングについて書いていきます。

良い点、悪い点についてもあくまで主観的に書いています。

STUDYing(スタディング)社労士講座

(フルコース版74,800円を受講)

studying.jp

税理士試験の簿記論・財務諸表論で利用した講座がスタディングでして、おかげさまで一発合格しています。
スマホからの動画視聴のしやすさ、スキマ時間でも手軽に勉強できる、カリキュラムがわかりやすくスケジュールが立てやすいetcなど使い勝手がとても良く、ストレスフリーで勉強できていたので、社労士試験にあたってもスタディング一択でした。

特徴としては完全ペーパーレスなので、スマホだけで勉強ができます。

紙の教科書がない分、他社と比較して値段が安いです。

※紙テキストを別料金で頼むこともできますが白黒テキストで使い勝手は悪そうです。

 

スタディングが個人的に良かった点はと以下の通りです。

スタディングの良い点>

・学習計画が立てやすい

各科目で約10~20単位の講義が用意されており、タスクに設定された

講義視聴(webテキスト)→スマート問題(10問程度)

の2コマを消化して1講義完了みたいなイメージです。

また、何コマか消化したタイミングで過去問演習のタスクがあります。

全タスクの未消化タスクが常に表示されているので、全講義を消化する目標期限から逆算して、一日の消化目標タスクを設定することができます。

全タスクが600で、3か月で一周するのが目標でしたので90日で割り返すと6.6コマ

平日6コマ(3講義消化)、土日で8コマ(4講義消化)ずつやっていけば、OKということになります。

あまり、細かい目標を立てても予定で崩れることも多いので個人的にはこのくらいのざっくりとしたプランでよいかなと思いました。

私の場合、講義視聴を開始したのが3月1日で当初5月末間で終わらせる予定でしたが、結果は6月13日まで伸びてしまいましたが特にこの遅れは問題なかったです。

(「AI学習プラン」という機能もありますが、私は使っていないのでわかりません。)

・AI問題復習

この機能は通勤や昼休憩etc、スキマ時間勉強が抜群に良いです。

各コマで消化したスマート問題集を忘れかけた頃にAIが自動で出題してくれる優れものです。出題頻度の期間の長短も調整可能です。

設定した問題数の上限や範囲をもとにAIが毎日復習問題をピックしてくれるので、復習する問題やタイミングに悩むことなく、習慣化できます。

私は講義消化と並行して、毎日約50問を設定して解くようにしてました。

問題解説も詳細まで記載しているので教科書代わりになり、とても知識定着に役立ちました。

 

その他、勉強時間の自動記録、AIスコア、勉強仲間機能など、様々な機能があり、勉強のモチベーションを維持するための工夫が施されており、一番良い所は勉強の継続のしやすさではないかと思います。


スタディングの悪い点>
・webテキスト

 テキストの内容には文句がありません。図を多く用いて、詳細まで記載されており非常にわかりやすいです。

内容ではなく、一番ストレスを感じたのは、自分の調べたい項目までたどり着くのに時間がかかることです。

各講義のテキストを開けば講義の詳細目次がありますが、それより手前の全体的な目次がないです。各講義の名称も「国民年金1 老齢基礎年金1」みたいな感じで、あの記載どこだったかなと調べるのに講義に何となくのアタリをつけて、講義テキストを開いて調べて、、みたいな作業をしなければなりません。

目次だけのPDFを検索機能付きで用意してもらえば解決できると思うのでぜひ改善してほしいです。(アンケートで改善要望は書きました。)

 

・俯瞰的に見渡せる基本テキストがない。

スタディングのwebテキストには、「木を見て森を見ず」の、「木」である各項目の細かい記載は素晴らしいが、「森」の全体や自分が今どこを勉強しているかといった機能がありません。

 

時間との勝負の択一試験では、問題を見た時に各科目のどの分野を問われたものか判断できるよう引き出しを持っておく必要があります。(自分の頭の中にテキストの目次があるようなイメージでしょうか)

骨組みである「森」部分をしっかり習得していれば、「木」の知識は相乗効果により、はるかに覚えやすいです。「木」だけ覚えても頭の中の知識がばらばらで実際の試験では何も役に立ちません。

スタディングのテキストは各項目が丁寧すぎるがゆえに逆にそこの定着には向かないと判断しました。

 

そこで、私は直前期の仕上げとして、自分を合格水準に引き上げるべく、社労士24を受講することに決めました。

 

 

社労士試験に半年で一発合格した方法 ~社労士試験について〜

社労士試験を受けると決めたら、まずは試験について調べて確認します。

www.sharosi-siken.or.jp

 

◎試験日程

例年、試験は8月の第4日曜日に実施されています。

令和5年度は8月27日(日)でした。

令和6年度の試験日程は4月中旬ごろ発表予定とのことです。

試験申し込み期間は令和5年度は4月中旬から5月31日まででした。

インターネット申込がとても便利です。

受験手数料は15,000円でした。

 

◎合格発表

令和5年度の合格発表は10月4日(水)でした。

試験日から1か月ほどで合格発表ですので早くて受験生にとって助かりますね。

(1か月でも長く感じましたが、、)

試験がマークシート方式だからこれだけ早いんだと思います。

 

◎試験

試験科目は①労働科目②社会科目③一般常識の3つに大きく分かれます。

①労働科目

労働基準法労働安全衛生法労災保険法、雇用保険法

②社会科目

健康保険法、厚生年金保険法国民年金

③一般常識

労働一般、社会一般

※一般常識は各周辺法律、厚生労働白書、統計データと広い範囲に渡る。

 

 試験問題は選択式と択一式に分かれます。どちらもマークシートです。

 選択式

 午前の部に実施。 試験時間80分で計40題。各科目ごとに5つの空欄があり、20個の語句・数値などの選択式から解答する出題形式です。

 選択式試験、時間が足りなくて落ちる人はいません。

 社労士試験の合格率を低くしている要因の一つは、各科目ごとに設定された合格基準点の制度です。原則として、各科目5点満点中3点取ることができなければ、総合得点が合格基準点を上回っていても不合格となります。

なので、直前期は、各科目3点以上とれるように穴のない勉強を行っていく必要があります。また、年によっては、最低基準点が2点もしくは1点に繰り下げられる「救済制度」があります。

2年前までは毎年なにかしらの救済がありました。しかし、令和4年、令和5年と2年連続で救済が入りませんでした。

 

労働基準法及び労働安全衛生法については、労基法3点、安衛法2点です。

※選択式からは労働保険徴収法から出題されません。

 

 択一式

 午後の部に実施。試験時間210分の長丁場。5枝から正誤を選ぶ形式で、計70題。

 7割(49点)を取れれば合格安全圏となります。(合格基準点は毎年43~47点の間で推移しています。)

 問題数が多く、時間との勝負となりますし、難しい問題は時間をかけずに飛ばして普通の問題を確実に得点にしていく必要があります。勉強を始め、すべての科目のインプットし総復習が完了したら、過去問や模試で本番を想定して時間内に溶けるひたすら答練を行います。安定して7割とれるようになってきたら一気に合格が目に見えてきます。

労働基準法7点、安全衛生法3点で10点

労災保険法と雇用保険法は各7点、残り各3点は労働保険徴収法。

 

◎令和5年度試験結果

合格基準点は選択式が26/40点、択一式は45/70点でした。

合格率は6.4%(2023年度:合格者数2,720人/受験者数42,741人)

令和4年度から連続で選択式の救済が入らず、各科目3点以上取らなければなりませんでした。